備忘録的な何か

忘れそうなことを書いていく予定

ユーザー設定の誤差範囲

ユーザー設定でのExcelの誤差棒の付け方は忘れがちなのでメモ
筆者が使用しているExcelのバージョンはWindows版2016である。

Excelにおける散布図の作り方

  1. まず以下図のようなデータがあると仮定し、図の上の表の平均値をX軸、下の表の平均値をY軸に振った散布図を作る場合とする
    f:id:endorsement_a:20160630172057j:plain:w400
    今回作成したデータはノギスとマイクロメータで1から10mmの厚さの試験体を6回ずつ計測したと仮定したデータである(randbetween関数でテキトーに生成した)
  2. 次にリボン(上にあるメニューバー的なやつ)にある「挿入」→「グラフ」→「散布図」を選択して挿入をする
    f:id:endorsement_a:20160630173222j:plain:w400
  3. 入ってるデータが滅茶苦茶ではあるが散布図が挿入されている
    f:id:endorsement_a:20160630173410j:plain:w400
  4. 図中赤で囲ってある部分のデータの選択を押す
    f:id:endorsement_a:20160630173914j:plain:w400
  5. データソースを選択できるので必要なデータ以外を消す

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以下データソースを選択して適切なものを残した結果

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とりあえずここまでのプロセスで必要な散布図が出来た。

誤差範囲のユーザー設定

  1. 下図では2箇所赤線で囲ってあるがどちらでも良いのでクリックする
    f:id:endorsement_a:20160630175521j:plain:w400
  2. クリックすると誤差範囲の書式設定が出るので下側にある誤差範囲のラジオボタンで「ユーザー設定」をクリック→「値の指定」を選択する
    f:id:endorsement_a:20160630180345j:plain:w200
    ↑クリック前
    ↓クリック後
    f:id:endorsement_a:20160630180615j:plain:w400
  3. 今回は標準誤差({\frac{\sigma}{\sqrt{N}}})をエラーバーに付けたいので予め計算しておいた標準誤差を入れる
    f:id:endorsement_a:20160630181100j:plain:w400
  4. X軸の誤差範囲を設定したので、次にY軸の誤差範囲を設定する
    誤差範囲のオプションの右側にある🔽マークを押すと「系列名 Y 誤差範囲」が出てくるので適当なものを選択し、X軸と同様に設定する。
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  5. 誤差少ないから見えないけど完成!
    f:id:endorsement_a:20160630182347j:plain:w400

    X,Yどちらかの誤差棒を消したい場合

    この場合だと「Y 誤差範囲」が選択されているのでこの状態で「delete」キーを押すとY軸に対して垂直な誤差棒を消すことが出来る。また、「X 誤差範囲」を選択すればX軸に対して垂直な誤差棒を消すことが可能。
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